モナコ学会

抗うつ剤について

SSRI,SNRI という種類の新しいタイプの抗うつ剤が最近注目を浴びています。欧米で開発されて最近では日本でも使われることが多くなりました。

SSRIはフルボキサミン(商品名;ルボックス、デプロメール)パロキセチン (パキシル)
SNRIはミルナシプラン(トレドミン)

以上の3種類の薬が日本では現在使用可能です。それ以外にも今後日本でも使えるようになるであろう薬を以下に整理して示します。

SSRI
 申請中;フルオキセチン(プロザック)、セルトレリン(ゾロフト)
 開発中;デュロキセチン
 開発検討中;シタロプラム
SNRI
 開発中;ベンラファキシン、ミルタザピン

他にもいくつか検討されているものもあると思われます。海外では実際使われている薬がほとんどでありそれらの情報を得るため昨年12月にMonacoで開かれた「International Forum On Mood And Anxiety Disorders」に参加して欧米での状況を勉強してきました。

1) 副作用が少ない
2) 効果発現が早い
3) SSRIは従来の三環系抗うつ剤に比して忍容性では優れるが抗うつ効果弱く 重症には効果ない
4) SNRIは抗うつ効果は三環系抗うつ剤と同等
5) 過量服用での影響少ない
以上のような報告が比較的多かったと思います。詳細に関して、また実際の経験による効果判定は後日行いたいと思います。

Photo1: Imperial College School of Medicine, London, UK
Prof. Stuart Montgomery