「多様な就労支援実践と障害者雇用推進に向けた提言」

                       医療法人福智会 ソーシャルワーカー 中村 晋児

 

〜 DC・作業所などの就労支援と一般就労の間にある大きな段差に、どう向き合い支援するか 〜

【事例1】「CAFE GALLERY 寸心」の経営

 ・補助金に頼らない、いち企業としての経営
 ・作業ではなく仕事→チームの一員としての責任感
 ・外部から人材の受け入れ(菓子職人・経営アドバイザー)などによる改善

【事例2】職場実習による支援

 ・名古屋市内のレストラン。業務は皿洗い、拭き物
 ・4名が参加(統合失調症3名、非定型精神病1名)
 ・DCスタッフが同行しマンツーマンで指導し現状を把握→徐々にフェイドアウト

【事例1,2より】
 ・大きな段差の中に、環境的にも精神的にもより社会に近い形でのワンステップを設ける
 ・「何が」「どれだけ」できるかという現状の把握により具体的な目標設定をおこなう

【事例3】継続への支援

 ・就業後の生活支援
 ・リスクを避けるのではなく、向き合う
 ・多職種がチームとして継続的に関わっていくこと

【事例3より】
 ・リスクを避けることでは就労支援は進まない。大切なのはリスクとどのように向き合っていくか。
  そのためには医療のサポートは不可欠。また、同時に生活支援を行なうことにより、状態の急激な
  変化を防ぎ、就労の継続につなげる。

【今後の展望】

 ・更なるノウハウの蓄積
 ・関係機関とのネットワーク強化    有限会社ベリタスによる
   →点から線へ、線から面へ  人材紹介事業
 ・企業の中に潜り込む

 とにかく、今働いている現場から飛び出して、企業を見て回る。数年後にはまた状況が変わるが、その時に何もできないでは企業・当事者双方に失望される。卓上の空論ではなく、実際動くこと。そして希望を持ち・持ってもらえる支援を行なう。