「祝! おおなみ200号」

福智クリニック 福智寿彦

 おおなみ、200号おめでとうございます。
 200号といえば17年近く前から続いているということですよね、波の会愛知県支部の幹事の方、特に機関紙担当の前田由美子様そして以前の担当の方、本当にご苦労様です。
 病になるというのは、誰のせいでもありません。もちろん親のせいではありませんし、親の育て方ではありません。しかし、病になった後の家族の対応によってご本人の症状、人生は大きく変わってきます。てんかんという病を不幸にして背負ってしまった人に、最適な治療環境を提供できるのは家族を含めたわれわれ周りの人間です。そのため、てんかんを正しく理解する必要がありますし、社会参加のためにどんなことができるのか知る必要があります。発作をコントロールすることはもちろんですが、もし発作があったとしても家に閉じこもることなく、どういう形で社会へ参加できるのか、どんな施設や方法があるのか、こういうことはなかなか病院の先生の診察だけでは情報が得られません。しかも、自分の住んでいる所の身近な情報というのは知りたくても難しい現状です。そういう意味で、"おおなみ"の存在は大きなものです。
 "おおなみ"は講演会情報、レクリエーション情報、会員の相互の情報、困ったときの対応情報、楽しい情報などがてんこ盛りの情報誌です。会員の方の文章から私が勇気づけられたり励まされたり、笑わせてもらうことは何度もありました。
 現実は確かに厳しいです。私が協力させていただくようになってから辛いこと、悲しいこと、無力感を感じることは一杯ありました。それでも、てんかんという病がこの世にあるかぎり、私は私なりにできることを尽くしていくしか方法はないのです。皆が、このいまいましい病に対してできることを尽くしていけば明るい未来が必ず来ます。私はそう信じて、今後もてんかんという病と対峙していきたいと思っています。
 役員の方々のご苦労は、私の想像を越えた大変なものと理解しています。生かし、この情報誌を楽しみにしている人が私のみならずたくさんいますし、声は出さなくとも"波の会愛知県支部"があって助かっている人がたくさんいます。今後もがんばってください。私もできるかぎり協力させていただきます。