「多様な就労支援実践と障害者雇用推進に向けた提言」

                       シンポジスト 医療法人福智会 福智寿彦(実行委員長)

 

1)就労支援は、生活支援と一緒に考えよう
   両親が健在のうちに親元から離れ、
   社会に参加する練習をしておくべき

2)精神障害者の雇用が進まない理由
 (1)職業開拓校の限界
 (2)ハローワークの限界
 (3)精神障害と他の障害との違い
   身体障害と精神障害は異なる
    ⇒病気を理解した医療機関が関与した方がよい
 (4)企業の論理

3)メンタルヘルスサポートセンター(名古屋市)
   生活支援センターと援護寮>
   24時間対応

 

4)実際に、生活支援センター、精神障害者生活訓練施設(援護寮)を運営し始めて
 (1)生活支援センター
  ・デイケアの代わりのプログラムのない居場所として自閉傾向の強い患者さんが集まってしまう。
  ・職員と登録者の距離感がとりにくい、近づきすぎてしまう。
  ・職員の社会親和性が悪い。企業や他の社会団体へのアプローチが苦手。

 (2)援護寮
  ・入所希望者がデイケアから少ない。本人も親もお互い離れられない。
  ・家族が本人の一人暮らしのストレスを過大に心配。
  ・病院からの紹介は少ない。
  ・職員が退寮後のプランを描けない。

5)精神障害者就労支援会社 利益追求の有限会社VERITAS
  ・PSWが運営。社員1名は当事者、日給7000円。
  ・職業開拓は、知り合いのレストラン。登録患者さんから利用料は取らず、
   企業のみから紹介料、サポート料を得る。

6)補助金に頼らない経営を NPO法人福心
  ・カフェギャラリー寸心・クリーニング取次店洗心
  ・収益はメンバーで分配。時給300円から400円。多い人で4万円。
  ・店長は当事者。日給7000円。

7)医師の意識改革
  1、医師が未だに統合失調症を治らない病気と思っている。
  2、症状再燃を恐れて社会のストレスから遠ざけるのが良いと思っている。
  3、投与薬の問題。
  4、当事者をスタッフにすることに抵抗感。

8)心理職、看護職には生活支援、就労支援への仕事に対する抵抗感

9)行政、政治家、医師、パラメディカル、家族、当事者それぞれの立場でできることをする

10)病院中心から診療所中心へ

11)就労支援にもっとも大切なものは?
    夢
    楽しむこと