第2回〜10回までの家族会報告 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回
第7回 第8回 第9回 第10回
平成12年12月8日に第2回デイケア家族会を行いました。以下にその時私が話した内容に関して示します。第1回目の家族会の時に家族のほうから出された質問にお答えするという形で話をしました。
1:「家ではほとんどしゃべらない、どう対応してよいか?」というご質問。
デイケアでの様子と家での様子が違うことはよくあります。本人が家で話さない場合はこちらから特に聞き出すことはありません。しかし、本人がどなたになら自分の気持ちをお話できるのかを家族が知っておく必要はあります。どこかで誰かと上手くつながっていれば本人が何を考えているのか知ることも出来ます。それがデイケアであり、スタッフに対してお話しているのであれば、家族会で情報を得られます。
本人の調子の良し悪しで家族が一喜一憂している家族がいますが、長丁場の対応が必要ですのでそれでは家族が疲れてしまいます。あくまでも常識的な対応で。例えば、「診察を強く促すと本人にとってかえってストレスになるのではないか、ほっておくと見放されたと寂しい思いをするのではないか」と色々考えるより、話が必要と思えば話し、分からない事は分からないと話すこと。本人が妄想に取り付かれて話しているのか、事実なのかこちらにわからない場合は、分からないと本人に伝えることが大切。ただし本人が話したがっていることを、理解できるか否かはともかく聴いてあげることも時には大切。2:次に一人暮らしに関して。
タイミングは主治医と相談して決める。
すずかけの郷デイケアでは、基本的には将来一人暮らしをしていけるようになってもらいたいとリハビリを行っている。家族会としても、そのためのサポートをしたい。
生活費の確保。場所の確保。食事の確保。社会参加の場所の確保。キーパーソンの確保。以上の5つの確保が必要。皆さんでそれらが確保できるか否かを考えて下さい。
最も大切なことは、家族が元気なうちに進めていきたい。3:病気について教えてほしいとの質問。
特に精神分裂病について説明。今回の家族会だけでは、詳しくはお話できません。最も大切なことは長期間服薬が必ということ。残念ながら、いわゆる完治は現在の医学では望めない。服薬を続けて社会参加しながら一人でも生きていけるようになること、社会性をもつことが目標。寛解状態という。仲間を作り、相談相手を作る。
4;社会参加、社会復帰とは?
聞き慣れない言葉ですが、医療の現場では社会復帰という表現は比較的頻回に使われる。社会とは共同生活を営む人々の集団。狭義では特定の仲間意識をもつ人たちの集団。社会性とは、個人・家庭の殻を破り広く社会の出来事に目を開く傾向。具体的に社会参加とは、就労したり、家庭を持ったり、ボランティア活動に参加すること。リハビリ施設に入所して単身生活をはじめることも社会参加。家庭をもつことは、近所づきあいも始まるし、子育て、子供を通しての社会との接点も生じてくる、立派な社会参加です。
5;家族会とは?
家族が安らぐ所。今後皆さんでどういった家族会にしていきたいか話し合っていきましょう。
次回には世話人さんを選びたい。
以上のような話を私のほうからして、その後はフリートークとなりました。今回は、軽いおつまみ程度でしたので少しお腹が空いてしまいました。しかし、フリートークは盛り上がり、予定の8時を過ぎても話はつきませんでした。
1) 社会に参加する
入院しない、家に閉じこもらない、孤独にならない2) 社会復帰施設とは
援護寮、生活支援センター、グループホーム等についての説明。3) 社会復帰施設の現状と問題
詳しくは、今後の家族会で徐々に検討
今回は、社会に復帰できない社会復帰施設の現状と問題について4) 世話人さんに関して
中心になって今後の家族会の運営5) Free talk and 第1回世話人会
当日の資料は、厚生省の精神保健福祉研究会の「我が国の精神保健福祉」から引用して配布した。
家族会参加者からの質問等があり、社会復帰施設を待望する声が大きかった。特に、24時間患者さんの生活のサポートができる生活支援センターの必要性が再認識された。
私としてもこれらの声に応えたいという思いを強くしました。
1) 伊東PSWより前回の続きの社会復帰施設紹介
2) 社会復帰施設の現状と今後
1.居住型社会復帰施設への厚生省予算の年次推移
2.社会復帰施設の数値目標
3.退院可能者についての研究報告
4.97年 47都道府県と12政令市の精神化病床数と平均在院日数の相関グラフについて
5.海外諸外国の精神医療に関する国際比較
6.外国における精神化病床と居住型施設入所者数の比較日本の社会復帰施設がいかに立ち遅れているのか、また日本独特の病院主導で社会復帰施設が設立されてきたか。これらが、真の社会復帰になかなか繋がらない要因である可能性を示唆した。
再入院しないことを第一の目標にしよう!
3) 世話人さんからのお話
4) 軽食をつまみながらのフリートーク
当日の資料は平成12年11月発行の「改訂精神保健福祉法詳解」から引用しました。
1) 社会復帰施設の紹介
伊東PSWより名古屋市内の施設(守山荘病院)、愛知県内の施設(京が峰岡田病院、刈谷病院)、埼玉県の施設(やどかりの里)等の紹介2) アメリカにおける社会復帰施設の考え方
ニューヨークのファンテンハウスの例 ルディヤード・プロプスト講演記録より3) 家族会(世話人さん)
前回の「知りたいこと・質問したいこと」に応える形で
1) 訪問看護の紹介
川出CPによるこの春から開始した訪問看護の紹介、説明。2) グループに分かれてのフリートーク
家族の方の「もっと話がしたい」という希望により、お菓子をつまみながらおしゃべりをしました。
@ 幻覚妄想などの病状について
A 生活リズムについて
B 就労、単身生活について
3つのテーマのグループに分かれ、はじめは静かでしたがそれぞれの経験をもとにした会話で盛り上がっていました。3) 成年後見制度についての説明、質問会
佐藤浩史弁護士を招き、成年後見制度の説明をしていただきました。
成年後見制度の概要を精神障害者が実際利用している事例をあげながらの説明で、皆さん熱心にメモを取 りながら参加されていました。
1) 勉強会第1回
精神分裂病(3回に分けて)
1;精神分裂病とはなにか?
生物学的疾患群であり一疾患を示すものではない。
遺伝的関与が50%に考えられる。脳内の異常について。前頭葉、側頭葉、大脳辺縁系の機能について。
社会的背景について。2;精神分裂病の原因と経過
脳の画像を用いた説明。
脳内代謝について。
予後良好群の背景について。
対応について。
1) 勉強会
第2回 精神分裂病(3回に分けて)
1;精神分裂病の治療
精神分裂病の診断
薬物療法、リハビリテーション、生活技能訓練(家族生活技能訓練)再発に関して;家族教育プログラム、リハビリテーションは効果あり。しかし、洞察を目的とした治療法や特殊化した支持的介助は効果ない。現実的な支持的治療法が効果あり。つまり、洞察を深める事より現実的な問題点を一つ一つ解決していく事が大切。
2;薬物療法
ドーパミン仮説について
副作用について
向精神薬の特徴について2) 分科会
第9回家族会 家族32名参加 平成13年7月13日 1) 勉強会
第3回 精神分裂病
心理社会的リハビリテーション
孤立と恐怖
改善可能な生活能力
治療戦略
雇用の可能性
生活技能訓練の効果
社会復帰への訓練(行為による習得)
強化について
治療のモニター
質の高いケア
リハビリテーション・プログラム2) 分科会
1) 勉強会 第4回 精神分裂病
家族の役割
回復に必要な家族の態度と技能
刺激の増強は精神分裂病に有害である
治療的な家庭環境は毎日の生活が決まっており、あまり変化がない。
一人一人の家族の役割が明確な事。
刺激が少ない。
ゆったりしており、急に何かが起きることがない。
家族同士がお互いに我慢強く、お互いの気持ちを強く刺激する事が少ない。
現実的なゴールに向かって一歩一歩努力している。
家族は病気の経過に影響を与える治療に役立つ家族
適切で愛情のある距離を保つ。
静かな家庭の雰囲気を保つ。
努力を十分に褒めてあげる。
具体的な指示とフィードバックを与える。病気を憎んで人を憎まず
どの行動が症状であるか理解する。症状は誰のせいでもない。
症状を個人的に取らない。
症状に反応するのではなく、本人に援助の手を差し伸べる。現実的な希望
愛情のある適切な距離
本人がひどく傷つかないようにする程度の指導に控えておく。
本人に試みさせ、対応困難な問題に出会い、その体験から学習し成長する。期待感の結果
批判する時は具体的に家族の負担
家族への援助
精神分裂病に患っている人を援助するために家族が必要としている事
"繰り返しての対応訓練とフィードバック"隠れた犠牲者
家族ができる事