第91回家族会

平成20年5月9日
鈴木詠子 中村理沙

『福智会のデイケア・MHCについて』

1.デイケアについて

(1)デイケアとは?

[ デイケアの目的 ]

・ピアサポート、役割を持つ
・例)見学者の案内、デイケア新聞、給食の手伝い
  自主的に行なっている。自ら役割を見つけていく
・デイケアで良かったこと、“このプログラム面白いよ”と
 メンバーが伝えている
・居場所的ではない。
・スタッフから何かしてもらう所でもない。
 メンバーがプログラムを立ち上げ、作っていく。
・料理プログラムではメニュー、会計すべてメンバーが行なっている。
・人生をどう楽しく生きるかのサポート

[ デイケアの機能 ]
 治療:入院に代わる積極的治療
 移行:社会への移行と職業訓練を行う
  ⇒ 生活の視点から見た病気のコントロール

(2)診療報酬について(H20.4からの変更点)

 ・訪問看護の点数の引き上げ(550点→575点)
 ・医師が認めた場合、連日の訪問看護が可能に。
   ⇒ 訪問看護の評価が上がった。
 ・専用の施設外での実施が可能になった。
   ⇒ デイケア活動の幅が広がった。

(3)福智クリニック・すずかけの郷

[ すずかけの郷での目標 ]
 ・ピアサポート
 ・役割と責任、程よいストレスにもまれる体験
 ・同じ目線で
 ・目標を立て、振り返る
 ・人生をいかに楽しく、有意義に

[ プログラムの内容 ]
 

◇モーニングサービス
 ・4月から始まった新しいプログラム
 ・デイケアの始まりを気持ちよく迎えられるように、
  美味しいコーヒーと紅茶を、来所したメンバーに提供
 ・メンバーが自主的に入れている。

◇ダイエットグループ
 ・毎日5分〜30分程度の軽い運動を行う。
 ・個人でファイルを作り、目標を立てる。
 ・肥満:薬の副作用

◇禁煙グループ
 ・やめたくてもやめられない‥という声から始まった。
 ・参加希望者は7名程度。

[ ドラゴン賞 ]

・米・ロサンゼルスのヴィレッジISAにて行われているダッキー賞を 「ドラゴン賞」として当院でも開催。地域と共に表彰している
・メンバーの一年間の活動や変化を選考委員会にて選考し、 クリスマス会にて表彰。選考委員会には世話人の方も参加
・5部門に分かれている、MVPも選ばれる。
・認められることで一般社会でも活躍できるという自信
・地域への参加動機が高まる。
・「○○さんができるなら、自分もできるかも」
・受賞者の姿がモデリングとなり、他のメンバーの目標も明確化
・感動、刺激を感じること 程よいストレスが感動を呼ぶ
・正装をする、緊張感、周りからの評価、晴れ舞台
・症状の軽い、重いではない
・一番感動しているのはスタッフかもしれません。

(4)これから

・社会復帰への支援の充実
 一人暮らし、就労へのサポート→孤独

・メンバー:夜寂しい、不安、1人でご飯
  ⇒ デイケアで仲間がいる。1人じゃないんだ。
・家族:今まで一緒にいたが離れていく。少し寂しい。
  ⇒ 家族会でどんどん語り合っていきましょう

2.メンタルヘルスサポートセンター新体制説明

(1)福智会の障害福祉サービス

[ 福智会の障害福祉サービス ]
 @短期入所(ショートステイ) 無心寮
H20.4〜
 A自立訓練(生活訓練) あんしん
 B共同生活介護・共同生活援助
  ケアホーム無心寮

[ 障害福祉サービスを利用するには? ]
 ・利用するためには市町村の支給決定が必要

 ⇒  保健所で申し込み
障害程度区分の判定
サービス利用意向の聴取
福祉サービス受給者証の発行
受給者証を持っていることが利用の前提

[ 福智会の障害福祉サービスを利用するには? ]
 ・市町村への利用申請
 ・無心寮等での申し込み(医師の意見書)とケース面接
 ・無心寮等での利用判定会
 ・利用の日程調整

[ 障害福祉サービスにかかる費用 ]
 ・サービス費用の1割が自己負担となる
 ・ただし、負担上限額の設定・個別減免などの負担軽減措置あり
 ・利用者がどの市町村に属しているかで違ってくる

[ 月額負担上限額 (名古屋市 H20.7〜)]
 

(2)生活訓練・あんしん

[ 福智会の障害福祉サービス ]

・援護寮の訓練部分を「自立訓練(生活訓練)」に移行したもの
・日常生活を向上させるための訓練
・対象は障害者手帳を所持している人で主に統合失調症の方など
・個別支援計画に沿って訓練を実施
・原則8時から20時の間で行う
・通所による訓練
・個々人の状況を評価し柔軟に訓練時間を設定
・利用期限 24ヶ月

[ デイケアとあんしんの違い ]
・デイケアは病状安定のための医療行為
・あんしんは医療から離れた生活面をより具体的にサポート

[ 生活訓練項目 ]

・日常生活訓練
・金銭管理訓練
・服薬健康管理訓練
・対人関係訓練
・家族関係訓練
・社会資源利用訓練
・余暇訓練
・就労訓練
・自立訓練
・社会適応訓練
・その他生活訓練に関わる訓練

 例)
 「社会資源利用訓練」
  ⇒ 区役所、美術館、地下鉄、社会見学etc
 「日常生活訓練」
  ⇒ 自室の清掃、洗濯、入浴、食事、買物etc
 「社会適応訓練」
  ⇒ 親睦会、ミーティング、ボランティア

[ 実績(H17.10〜H20.3) ]
 

 ※半数以上がアパートで単身生活

[ ケアホーム無心寮とは? ]

・援護寮の居住部分を「共同生活介護」「共同生活援助」に移行したもの
・「共同生活介護」=ケアホーム
  ⇒ 介護給付の一つ
   区分2以上の知的・精神障害者が対象
・「共同生活援助」=グループホーム
  ⇒ 訓練等給付の一つ
   区分1の知的・精神障害者が対象
・対象は精神障害者手帳を所持している人で主に統合失調症の方など
・障害程度区分が必要

[ 居室の様子 ]
 

 ・利用料=4万円+自室の電気代
 ・夜間支援体制あり

[ 最後に ]
・将来のことを考えてみよう
  ⇒ 一人暮らし、就労etc

 

  次回、平成20年6月13日金曜日 午後6時から