外来患者における認知機能障害への薬物療法とは?

福智クリニック 福智寿彦 湯浅省志
認知機能とは?

外界方の情報を知覚し、加工し、貯蔵し、それを利用する一連の情報処理過程。注意、記憶、思考、遂行機能、運動機能が関連。

統合失調症、うつ病、人格障害それぞれで認知や思考の障害がいわれている。
一方で薬物治療の副作用として認知機能の障害がいわれている。

統合失調症と人格障害における薬物療法の効果をみた

認知機能検査
電気生理学的検査
  P300、 PPI
神経心理学的手法
  WAIS-R
Wisconsin Card Sorting Test   
              (WCST)

 

WCSTとは
認知機能検査のなかで前頭葉機能を反映させるもの

統合失調症患者は前頭葉血流低下を示し、WCSTの課題遂行成績の低下は前頭前野の血流低下と直接の関連を示している。

5分ぐらいで終わる簡単な検査

対象・方法
18名の統合失調症
 (可能な限りペロスピロンを単独投与とし6ヶ月間の経過観察を行った)
精神症状評価尺度 PANSS
WCST(WCST Keio Version使用)
薬剤性錐体外路症状評価尺度DIEPSS

人格障害
BDZ系
 依存性、脱抑制
抗うつ剤
 攻撃性(暴力行為、自傷行為)、食行動の異常

非定型抗精神薬を使用してみた

Risperidon:副作用

Perospiron:副作用少なかった

まとめ
 統合失調症において非定型抗精神薬は、認知機能を改善していて、社会復帰へ繋がるようだ。

人格障害において、自傷行為を改善するようだ。