2020年2月29日

【重要】新型コロナウイルス感染症流行に関するお知らせ

現在、新型コロナウイルス感染症が流行しています。当院にご予約いただいている患者様の中で、下記に当てはまる方は、来院される前に必ずお電話いただくようお願い致します。福智クリニック052‐732-8300

  1. 発熱又は呼吸器症状(軽症の場合を含む)を呈する方であって、新型コロナウイルス感染症であることが確定した者と※1濃厚接触歴がある方。
  2. 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に2流行地域に渡航又は居住していた方
  3. 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に「2流行地域に渡航又は居住していた者」と濃厚接触歴がある方

1 同居、あるいは長時間の接触(車内、航空機等を含む)があった方等2 2月27日時点では、中華人民共和国の湖北省又は浙江省並びに大韓民国大邱広域市及び慶尚北道清道郡(今後変更の可能性があります。)

1~3にあてはまる方⇒帰国者・接触者相談センターへ

その他、相談の目安は...
・37.5℃以上が4日以上続く
・強いだるさや息苦しさがある
(高齢者、糖尿病・心不全・呼吸器疾患など基礎疾患がある方、透析を受けている方、免疫抑制剤・抗がん剤等を用いている方、妊婦の方は、2日程度続く場合は相談を。)

なお、新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談や、感染が疑われる方の問い合わせ先に関しては、下記リンクをご覧下さい。
 名古屋市http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000124556.html
 愛知県 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kenkotaisaku/novel-coronavirus.html

また当院では、毎年冬期(インフルエンザなどが流行する時期)に、マスクをお忘れの患者様のために受付にてマスクを準備しておりました。

しかし、現在、医療機関でもマスクがなかなか手に入らない状況になっているため、大変申し訳ありませんがマスクをお渡しすることが難しくなってしまいました。ご理解、ご協力の程、よろしくお願い致します。

福智クリニック

LAI(持続性注射剤)勉強会に参加しました

令和2年2月18日、28日に福智クリニックにてパリペリドンLAI勉強会を開催しました。これまで何度か開催している勉強会ですが、今回は医療法人 社団宙麦会 ひだクリニック院長 肥田裕久先生のweb講演を聞くことができました。

LAIは統合失調症の患者さんなどに使用される持続性注射剤で、薬剤の種類によって投与間隔は異なります。(2週間に1回、4週間に1回など。)

病状を安定させるためには、やはり薬を継続することが大切ですが、内服薬の場合、飲み忘れてしまったり、薬をあまり飲みたくないという思いのある方はうまく飲めなかったりすることがあるかと思います。

その点、LAIは定期的な通院の日に注射を打つことができるという利点があります。しかし、「注射は痛いから嫌。」など抵抗をお持ちの患者さんもいらっしゃるかと思います。

患者さんの病状、性格などによってどのような薬を選択していくのが良いかは異なります。それぞれの薬のメリット、デメリットなどを丁寧にお伝えしながら、その人らしく治療を継続していけるよう今後もサポートしていきたいと思います。

また、肥田先生は、「実際治療している中で、何か新しいことにチャレンジをした際、LAIを使用している人の方が多く適応できた。」とコメントされていました。

当院でも、薬を飲み忘れてしまうことが多かった患者さんが、LAI導入後、注射を打つ日だけはしっかり覚えていらっしゃるという様子をお見かけすることも多く、選択肢の1つとしてLAIがあることはとても良いことだと実感しています。

しかし、実際のLAIの認知度は低く、抗精神病薬の治療を受けている患者さんの中で、LAIを知っている方は半数以下、使用されている患者さんは約10%だそうです。すべての患者さんにとってLAIがベストという訳ではありませんが、興味のある方は診察でご相談下さい。