2023年8月18日

2023年8月10日

不眠症治療薬「スボレキサント」の勉強会を行いました

令和5年8月、福智クリニックにて不眠症治療薬「スボレキサント」の勉強会を行いました。

スボレキサントは、オレキシン受容体拮抗薬に分類される、新しい不眠症治療薬の内の1つです。

オレキシンは、覚醒と睡眠を調節する神経伝達物質の1つです。オレキシンが自身の受容体(オレキシン受容体)へ作用すると覚醒が維持されるため、オレキシン受容体を阻害することで脳を睡眠の状態にさせることができます。

スボレキサントは依存性が低く、夜中に途中で目が醒めてしまった時に再び眠りやすい、レム睡眠・ノンレム睡眠のバランスを崩すことなく寝つきを良くすることができるという特徴があるそうです。また、筋弛緩作用はないため、服用後に足がふらついて転倒してしまうといったこともおきにくいそうです。

スボレキサント以外にも不眠症に関する治療薬は複数ございますので、睡眠についてお困りのことがありましたら、診察にて医師にご相談ください。

2023年8月 2日

医療安全対策講習会に参加しました

令和5年7月29日、名古屋市医師会医療安全対策講習会に参加しました。

「静脈穿刺と神経損傷~医療安全管理の観点より~」
中東遠総合医療センター 整形外科・手外科センター 石井久雄先生

今回は、上記のテーマで講演を聞かせていただきました。当院でも血液検査をさせていただくことがありますが、採血時に「手がしびれたりしていませんか?」と聞かれた経験があるかと思います。

神経に針かあたってしまった場合、採血後に手にしびれが残ってしまうことがありますが、その神経症状は3~6か月程度で必ず治るそうです。また、その間の過ごし方としては、過度に手を使うことを避けるのではなく、普通に手を使って過ごした方が良いそうです。

しびれ以外にも、万が一、麻痺や腫脹など気になることがあった場合には、神経外科に受診して欲しいとのことでした。患者様の中には、「採血をすると気分が悪くなる」など採血が苦手な方もいらっしゃるかと思います。

採血時は、患者様に負担にならないよう、また、出来る限り上記のようなことが起こらないよう注意して行いますので、何か不安なことがありましたら医師・看護師に遠慮なくお伝えください。