ブロナンセリン貼付剤勉強会に参加しました。

令和3年3月2日、福智クリニック医局にてブロナンセリン貼付剤の勉強会を行いました。

これは、経口薬(口から飲むお薬)ではなく、体にテープ貼り付けるタイプのお薬で、ブロナンセリン貼付剤は世界発の経皮吸収型抗精神病薬とのことです。

経口薬との大きな違いは、消化器や肝臓で代謝(初回通過効果)しないため、バイオアベイラビリティ(服用した薬物が、全身循環に到達する割合)を高めることが出来るそうです。また、1日1回の貼付で、安定した薬物血中濃度を維持できるそうです。

その他、このお薬は幻覚・妄想に関与するドパミンD2に対する効果が高く、初めてこのお薬を使う時から最大量使用できるという特徴もあります。

経口での服薬をストレスに感じる方など、興味のある方は診察でご相談下さい。