「鎮静状態のVR体験」勉強会に参加しました。

鎮静状態のVR体験令和3年6月15日、福智クリニックにて、VRを使ったVSS(バーチャルセデーションシステム)による鎮静状態の体験をしました。

精神科薬の中には「鎮静作用(頭がぼーっとする、あまり動きたくない感じがするといった状態)」があるものも存在します。

鎮静が強くなりすぎると、日常生活がうまくこなせないなどの問題が起こってしまうこともありますが、その時の患者様の状態によっては、心身を休ませるために適度な鎮静が必要な場合もあります。

今回は、VRゴーグルを使い、室内や外での鎮静状態の体験をさせて頂きました。

軽い鎮静状態では、少し視界がぼやける程度でしたが、重い鎮静状態となると、視界の歪みが強く、平衡感覚もわかりづらくなり、目を閉じて横になっていたくなるような感覚になりました。

実際に患者様が感じる鎮静状態では、だるさなども加わり、今回体験した以上に辛い状態なのだろうと想像することが出来、とても良い体験となりました。

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