2020年11月24日

当院通院中の患者様へ(発熱された場合の受診についてのお願い)

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、発熱時の来院はご遠慮ください。発熱した場合の対応は以下のとおりです。

発熱した場合はPCR検査を実施している医療機関に受診いただく必要がありますが当院では、PCR検査は実施しておりません。
・当院以外にかかりつけ医(内科)等をお持ちの患者様はそちらの医療機関でPCR検査を実施しているかどうかをお問い合わせください。
・当院以外にかかりつけ医がない方は、当院まで電話でご連絡ください。検査のできる医療機関を紹介いたします。
発熱している場合、発熱後14日間、PCR検査陽性となった場合は、通院いただくことはできません。薬が足りない等でお困りの場合は、まずは電話でご相談ください。

大変な状況が続きますが、ご自身の体調管理に留意いただき、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

福智クリニック院長 北村 岳彦
電話:052-732-8300
 

2020年11月18日

アリピプラゾールLAI勉強会に参加しました。

令和2年10月8日福智クリニック医局にて勉強会を行いました。

この度、アリピプラゾールLAI(持続性注射剤)が双極性障害にも適応となったため、福岡大学の川嵜弘詔先生の『長期予後を考慮した双極性障害の治療戦略』についてお話を伺いました。

他の精神疾患と同様、双極性障害による社会的損失は大きく、再発に注意が必要な疾患です。その治療の一つとして、アリピプラゾールのLAIも選択できるようになりました。

他のお薬と同様、副作用(アカシジア:じっと座った状態を保持できない症状、体重増加など)に気をつけていかなければいけませんが、症状を安定させる維持期に有効であるお薬の一つです。また、LAIを使うことで、お薬の飲み忘れを防げる、内服薬を減らせるなどの良い点もあります。

病気とうまく付き合っていくためには、通院や内服をきちんと続けていくこととともに、心理教育(病気のことを知ること・辛い時の対処法を身につけることなど)も大切です。

当院のデイケアには、双極性障害の患者様も通所されており、スタッフや他の患者様と一緒に病気との付き合い方を考えていけるようなプログラムもございます。興味のある方は、診察でご相談下さい。

他の病院に通院されている方で当院デイケアを希望される方は、主治医の先生にご相談の上、ご連絡下さい。まずは一度見学していただければと思います。

2020年11月10日

漢方薬(便秘について)の勉強会を行いました。

令和2年11月10日、福智クリニック医局にて漢方薬(便秘について)の勉強会を行い、「大黄甘草湯」「調胃承気湯」「麻子仁丸」「潤腸湯」などの特徴を学びました。

漢方薬は、いくつかの生薬の組み合わせによって作られています。便秘の際に用いられる代表的な生薬は、大黄芒硝などです。一言で便秘と言っても人それぞれ体の状態は異なるため、その人に合った漢方薬(生薬の組み合わせ)を選択する必要があります。

便秘についてお困りのことがありましたら、「とにかくまず排便を促したい」「便秘だけでなく腹部膨満感や熱がこもる感じがある」「いつもコロコロした便しか出ない」「便秘や体全体(皮膚)が乾燥している感じがする」など具体的に診察で相談していただければと思います。

今回の勉強会を通して、目の前の症状だけにとらわれず、患者さんそれぞれの全体像をしっかり見ていきたいと改めて考えることができました。

2020年11月 9日

「成人のためのてんかん診療フォーラム」がweb勉強会として開催されました。

演題は、『脳炎とてんかん関連 Up to date』
神戸大学大学院医学研究科 脳神経内科学分野 教授
松本理器先生

『認知症とてんかんについて』
国際医療福祉大学成田病院てんかんセンター長
赤松直樹先生

松本先生の講演では、脳炎から起こるてんかん発作(自己免疫性てんかん)が近年注目され、これまで診断法が確立されてなかったが、病歴・症状・検査結果から2段階で診断するアルゴリズム※を作成し、事例を挙げて、診断までに至る大きな手ごたえを得、さらなる診断の確立へ意欲を示された講演でした。
≪アルゴリズム≫とは、明確な手順を組み合わせて作られているプログラムのことを言う。

赤松先生の講演では、認知症との鑑別が難しい高齢者のてんかん発作の症状として、短時間の健忘が見られる、一過性てんかん性健忘(TEA)があります。TEAでは発作性健忘だけでなく発作間欠時(発作がない時)においても特有の記憶障害が持続することがあります。これが認知症による健忘の症状との区別が難しいのです。

高齢初発てんかんと認知症を見分けるコツとして、周りの人に症状を聞く(行動や発作(健忘状態)を観察してもらう等)ことや、発作の前兆(同じ風景が思い浮かぶ等)がないかを思い出すことが重要です。

もしご家族に、認知症ではなく高齢者てんかんを疑う方がいましたら、できるだけ早い受診をお勧めします。
当法人すずかけクリニックでは、統合失調症やうつ病等の治療だけでなく、てんかん専門医によるてんかんの治療にも力を注いでいます。

何か気になる点などございましたら、当法人すずかけクリニックにご相談ください。

2020年11月 5日

パリペリドン勉強会を行いました。

10月27日(火)医局にてパリペリドンLAI(持続性注射剤)の勉強会を行いました。

日本における障害者雇用の現状として、精神障害者は約12%で、身体障害者や知的障害と比較すると少ないのが現状だそうです。また統合失調症患者を対象としたパリペリドンLAI(持続性注射剤)を2年間長期使用した方の調査において、治療開始1年後・2年後ともに就労率の増加・社会機能の改善などの効果がみられたそうです。

このように自分のライフスタイルに適した治療法を選択することは、リカバリーに向けて大切なことであり、地域移行定着に向けての第一歩をサポートしていく手段としても有効だと考えます

何か気になる点などございましたら気軽にご相談ください。

2020年10月15日

2020年10月14日

ドチヌラド勉強会を行いました。

令和2年10月8日(木)、福智クリニックにてドチヌラドの勉強会を行いました。

ドチヌラナドは高尿酸血症(=尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態)の治療薬です。
高尿酸血症は、食生活の欧米化や生活習慣の乱れ、運動不足などが影響し、国内でも約1000万人いると言われ、身近な病気となっています。

尿酸は食事に含まれる「プリン体」やからだの中で作られた「プリン体」が分解されたものを指し、常に体内で作られ、一方で尿や便とともに体外へ出されています。この仕組みにより、からだの中の尿酸量は一定に保たれています。しかし何らかの原因でそのバランスが崩れ、尿酸が増えすぎると発症すると言われています。

高尿酸血症の治療では、肥満、高血圧、糖・脂質代謝異常などとともに、高尿酸血症の発症に関連する生活習慣を改善することが大切になります。よって生活習慣の改善に取り組んでから、合併症の有無や血清尿酸値に応じて薬物療法を行います。        

何か気になる点などございましたら、気軽に当院にご相談下さい。

2020年9月23日

てんかんのWEB勉強会が開催されました。

令和2年9月11日(金)福智クリニックにて、当法人すずかけクリニック院長福智寿彦によるてんかんのWEB勉強会が開催されました。

てんかんとは脳の電気的な異常により発作が起こる病気を指します。発作は大脳の興奮が引き起こされる場所により異なります。一般的に10代~20代にピークを迎えますが、60代からまた発症率が上がると言われています。

てんかんは脳の一部が興奮する焦点性てんかん・脳の大部分や全体が一斉に興奮する全般てんかん・分類不明の発作の3つに分類されます。てんかん発作には起承転結があります。

しかし心因性の非てんかん発作などもあり、判別が難しい場合もあるので誤診しないために、脳波による検査・教育段階での注意喚起・専門医に相談できる体制づくりが大切とのことでした。

またすずかけクリニックではコロナウイルス対策として感染対策はもちろん、電話診療、オンライン診療を実施しています。

オンライン診療においては、本人だけでなく診察に来られない家族から、発作や服薬状況などの情報が得られるようになったり、仕事の都合で短いスパンで来られない方とも定期的なやりとりができるようになったり、遠方より通院する方も負担が減るためニーズが増加するなどの効果が見られるようになったそうです。

またオンライン診療はセカンドオピニオンとしても機能し、全国のドクターとも繋がることが出来るので的確な薬を選択できるようになります。妊娠や出産、就労などライフステージごとに治療の見直しが必要になるため、上手く活用出来たらと考えます。

何か気になる点などございましたら、当法人のすずかけクリニックにご相談下さい。
すずかけクリニックHPはこちら

2020年9月14日

待合の椅子にパーテーションを設置しました

  • 待合の椅子にパーテーションを設置しました
  • 待合の椅子にパーテーションを設置しました

新型コロナ感染予防のため、待合の椅子の一部にパーテーションを設置しました。

パーテーションのついていない席も残してありますので、お好きな席にお座りください。(注:距離を保つため、×印の席には座らないで下さい。)

また、喫茶コーナーのカウンター上にもアクリル板を設置しました。

喫茶コーナーが営業していない時には、診察待ちの患者様もこちらに座っていただいても構いません。

安心してご来院いただけるよう、今後も引き続き感染予防に努めて参ります。

2020年9月 8日

デュロキセチンの勉強会を行いました。

令和2年9月1日(月)福智クリニックにてデュロキセチンの勉強会を行いました。

デュロキセチンは、うつ病治療薬の一つであり、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類されます。うつ病は神経伝達物質が減少することが関係していると言われています。

神経伝達物質(セロトニン・ノルアドレナリン)は、送り手側の神経細胞の末端から受け手側の神経伝達物質の末端に単純に送り出されているのではなく、受け手側で受け取れなかった神経伝達物質を送り手側に戻すシステム(再取り込み)があり、送り手の神経細胞にもその受容体があります。

SNRIは、この再取り込みの受容体をふさいで再取り込みの機能を下げて神経細胞の間に、神経伝達物質を増やそうとする働きがあり、それにより、抗うつ効果(不安・意欲の低下・憂鬱感の改善)を発揮すると考えられています。

うつ病における寛解(=病状が落ち着いて安定した状態)は人それぞれですが、病状の改善、社会機能の回復、良好なQOL(=生活の質)が指標となります。

デュロキセチンの服用によって抑うつ気分、仕事・活動、入眠障害、精神的不安などの改善がみられ、上に挙げた寛解に近づけることができます。

お薬は、良い効果をもたらしますが副作用も伴うため、ご自分に合った薬を選び、服用を継続することが重要となります。何か気になる点などございましたら、気軽に当院にご相談ください。

体温測定のお願い

体温測定のお願い

受付カウンター前に、自動体温測定器を設置しました。

院内に入られましたら、受付をされる前に測定器の前に立っていただき、検温をお願いします。(注:サングラスをつけていると機械がうまく反応しないことがありますので、その場合は一度サングラスを外して下さい。)

なお、【×入退室禁止】と表示が出た方は、受付スタッフまで教えて下さい。ご理解・ご協力の程、よろしくお願いします。

2020年8月24日

当院における新型コロナウィルス感染予防対策について

この度、外来の受付カウンター前に、飛沫感染を防ぐためロールカーテンを設置いたしました。

また、これまで通り、カウンター上に手指消毒用アルコールも備えつけており、ドアノブなどは定期的に消毒をしております。

今後は、待合椅子まわりにもアクリル板を設置する準備を進めており、患者さまに少しでも安心してご来院いただけるよう、引き続き努力していきたいと考えております。

なお、発熱や息苦しさなどの症状がある方は、来院前にお電話でお知らせください。ご理解・ご協力の程、よろしくお願い致します。

2020年8月12日

アリピプラゾール勉強会

令和2年8月4日(火)福智クリニックにてアリピプラゾール持続性注射剤(LAI)の勉強会を行いました。

アリピプラゾールには錠剤・口腔内崩壊錠・持続性注射剤(LAI)があり、今回はLAIについて勉強しました。就学や就労をはじめとするリカバリーを目指す上で有効な治療手段の一つとしてアリピプラゾールLAIがあります。

リカバリーとは「病気や障害があっても、それぞれ、自分が求める生き方を主体的に追及すること」を指します。

ある調査ではアリピプラゾールLAIを投与されている方は就労準備性(働くことについての理解・生活習慣・作業遂行能力や対人関係のスキルなど基礎的な能力)が良好になったり、アリピプラゾールLAI投与後入院回数や日数が減少したという報告があり、社会活動・日常生活・人間関係といった社会機能についても改善が期待されるとのことです。

自分のライフスタイルに適したお薬を選ぶ際に選択肢の一つとして考えてもよいのではないでしょうか。
何か気になる点などございましたら、気軽に当院にご相談下さい。

2020年7月31日

2020年7月30日

『ラツーダ』の勉強会に参加しました。

令和2年7月30日 福智クリニック医局でラツーダ勉強会を行いました。

新しく、抗精神病薬と双極性障害のうつ症状治療薬にラツーダが発売されました。
ラツーダは4つの症状①陽性症状・興奮②不安・抗うつ③陰性症状④認知機能障害にフォーカスしたお薬になっています。

統合失調症にはルラシドン塩酸塩として40㎎1日1回食後に内服とし、上限80㎎となっています。双極性障害におけるうつ症状の改善に対しては20~60㎎の間で適宜増減していきます。

臨床検査では、BMI、血糖、脂質、プロラクチンへの影響が少ないという臨床結果が出ており、大きな変化がないということは、飲み心地にもつながっていきます。また、日常生活の機能(仕事・学校・社会・家族)についても有意な結果が出ており、生きづらさが軽減されます。

副作用で困っている方や多剤利用している方で、ご自身にあったお薬を再検討できる機会になります。継続して治療していくためにも、興味のある方や気になる事などございましたらいつでも当院までご連絡ください。

2020年7月 8日

デエビゴ勉強会に参加しました。

令和2年7月7日、福智クリニックにて不眠症の新しい治療薬であるデエビゴの勉強会を開催しました。

日本では国民の約5人に1人が睡眠障害に悩んでいると言われており、うつ病や統合失調症などの患者さんの中にも「眠れない」と困っている方は多いのではないかと思います。
 
デエビゴは日本で開発されたオレキシン受容体拮抗剤であり、2種のオレキシン受容体を阻害することによって不眠症患者の覚醒を抑制し、正常な睡眠を促す不眠症治療薬です。

デエビゴという名前には良い睡眠を取ることで日中(デイ)の活動に活力が出る(ビガー)ようにとの意味合いが込められており、寝つきを良くする・夜中に目が覚めることを防ぐなどの効果があるそうです。
 
現在、不眠症治療薬には様々なものがあり、薬の効果にはそれぞれ特徴があります。「眠れない」と一言で言ってもその症状は人によって異なります。診察ではどのように眠れないのかをお聞きし、他の薬との組み合わせなども考慮しながら治療薬を選択していきます。何か気になる点などございましたら、いつでもご相談下さい。

2020年7月 1日

2020年4月18日

2020年4月 8日

【重要】外来患者様へのお願い~新型コロナウィルス感染予防策について~

当院では、現在も通常通り外来診療を行っております。今後も診療を継続していけるよう、外来患者様も新型コロナウィルス感染予防にご協力の程よろしくお願い致します。

  1. 発熱が続いている、咳が止まらない、息苦しいなどの症状がある方は、来院前にお電話いただくようお願いします。(福智クリニック 052‐732‐8300)
  2. 可能な限り、マスクの着用をお願いします。
    現在、当院でもマスクが手に入りづらい状態であるため、マスクをお渡しすることはできません。申し訳ありません。
  3. 来院されましたら、受付カウンターにあるアルコールで手指の消毒をお願いします。
    手指消毒後、診察券などをお出し下さい。
  4. お待ちいただいている患者様同士の間隔をとるため、待合室の座席間隔を空けて座っていただいております。×印のついている席には座らないようお願いします。

以上、ご協力よろしくお願い致します。

福智クリニック 院長 北村岳彦

2020年4月 1日

ベンラファキシン勉強会に参加しました。

令和2年3月31日、福智クリニック医局にてベンラファキシン勉強会を開催しました。

 うつ病は、セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンといった神経伝達物質が関係していると言われています。これらの減少により、不安、イライラ、憂鬱感、意欲や喜びの減退といった症状が出現します。セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)であるベンラファキシンは、これらの症状を改善するために使うお薬の1つです。

 治療をしていく上で、服薬の効果について考えることはもちろん大切ですが、服薬を継続していくためには副作用について考えていくこともとても大切なことです。ベンラファキシン(イフェクサー)は、副作用軽減のために少ない用量も設定されており、用量調節の幅が広いという特徴があります。

 同じお薬を飲んでいたとしても、効果や副作用の程度や感じ方は人それぞれ違うものです。しっかりと治療を続けていくためにも、ご心配なことなどございましたらいつでもご相談いただければと思います。

2020年3月 4日

2020年3月 3日

2020年3月 2日

「日本精神障害者リハビリテーション学会 第28回愛知大会」のお知らせ

2020年11月21日(土)~23日(月・祝)、長久手市の愛知医科大学にて「日本精神障害者リハビリテーション学会第28回愛知大会」が開催されることになりました。

今大会のテーマは「異障害コミュニケーション」です。この度、当法人すずかけクリニック院長福智寿彦が大会長を務めさせていただくことになり、現在、様々な企画を練っているところです。

市民公開講座など、一般の方に参加していただけるような企画もございますので、是非ご参加下さい。今後も詳細が決まり次第、随時お知らせしていきたいと思います。
 
詳しくは下記の大会ホームページをご覧ください。
第28回愛知大会ホームページ https://www.japr28.com/

2020年2月29日

【重要】新型コロナウイルス感染症流行に関するお知らせ

現在、新型コロナウイルス感染症が流行しています。当院にご予約いただいている患者様の中で、下記に当てはまる方は、来院される前に必ずお電話いただくようお願い致します。福智クリニック052‐732-8300

  1. 発熱又は呼吸器症状(軽症の場合を含む)を呈する方であって、新型コロナウイルス感染症であることが確定した者と※1濃厚接触歴がある方。
  2. 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に2流行地域に渡航又は居住していた方
  3. 37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状を有し、発症前14日以内に「2流行地域に渡航又は居住していた者」と濃厚接触歴がある方

1 同居、あるいは長時間の接触(車内、航空機等を含む)があった方等2 2月27日時点では、中華人民共和国の湖北省又は浙江省並びに大韓民国大邱広域市及び慶尚北道清道郡(今後変更の可能性があります。)

1~3にあてはまる方⇒帰国者・接触者相談センターへ

その他、相談の目安は...
・37.5℃以上が4日以上続く
・強いだるさや息苦しさがある
(高齢者、糖尿病・心不全・呼吸器疾患など基礎疾患がある方、透析を受けている方、免疫抑制剤・抗がん剤等を用いている方、妊婦の方は、2日程度続く場合は相談を。)

なお、新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談や、感染が疑われる方の問い合わせ先に関しては、下記リンクをご覧下さい。
 名古屋市http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000124556.html
 愛知県 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kenkotaisaku/novel-coronavirus.html

また当院では、毎年冬期(インフルエンザなどが流行する時期)に、マスクをお忘れの患者様のために受付にてマスクを準備しておりました。

しかし、現在、医療機関でもマスクがなかなか手に入らない状況になっているため、大変申し訳ありませんがマスクをお渡しすることが難しくなってしまいました。ご理解、ご協力の程、よろしくお願い致します。

福智クリニック

LAI(持続性注射剤)勉強会に参加しました

令和2年2月18日、28日に福智クリニックにてパリペリドンLAI勉強会を開催しました。これまで何度か開催している勉強会ですが、今回は医療法人 社団宙麦会 ひだクリニック院長 肥田裕久先生のweb講演を聞くことができました。

LAIは統合失調症の患者さんなどに使用される持続性注射剤で、薬剤の種類によって投与間隔は異なります。(2週間に1回、4週間に1回など。)

病状を安定させるためには、やはり薬を継続することが大切ですが、内服薬の場合、飲み忘れてしまったり、薬をあまり飲みたくないという思いのある方はうまく飲めなかったりすることがあるかと思います。

その点、LAIは定期的な通院の日に注射を打つことができるという利点があります。しかし、「注射は痛いから嫌。」など抵抗をお持ちの患者さんもいらっしゃるかと思います。

患者さんの病状、性格などによってどのような薬を選択していくのが良いかは異なります。それぞれの薬のメリット、デメリットなどを丁寧にお伝えしながら、その人らしく治療を継続していけるよう今後もサポートしていきたいと思います。

また、肥田先生は、「実際治療している中で、何か新しいことにチャレンジをした際、LAIを使用している人の方が多く適応できた。」とコメントされていました。

当院でも、薬を飲み忘れてしまうことが多かった患者さんが、LAI導入後、注射を打つ日だけはしっかり覚えていらっしゃるという様子をお見かけすることも多く、選択肢の1つとしてLAIがあることはとても良いことだと実感しています。

しかし、実際のLAIの認知度は低く、抗精神病薬の治療を受けている患者さんの中で、LAIを知っている方は半数以下、使用されている患者さんは約10%だそうです。すべての患者さんにとってLAIがベストという訳ではありませんが、興味のある方は診察でご相談下さい。

2020年2月26日

「大塚製薬e講演会」での勉強会を行いました。

令和2年2月25日(火)福智クリニックにて「大塚製薬e講演会」での勉強会を行いました。講師はねや川サナトリウム副院長 松本均彦先生、看護部長 浅川 佳則先生で、テーマは「なぜ統合失調症急性期の治療が変わったのか?」というものでした。
 
まず、抗精神病薬の変遷を簡単に振り返り、松本先生の患者様にどのような薬が使用されているか、という円グラフでその変化を示していただきました。

次に、統合失調症治療において、幻覚妄想という中核症状の治療と興奮や攻撃性、不安・不眠等の周辺症状の治療とがあり、これまでは中核症状を抑えるために鎮静の強い薬を使うことで中核症状を押さえていたという話がありました。

しかし現在は中核症状そのものを押さえることに重きをおき、中核症状が治まってくることで周辺症状も落ち着いていくということでした。

鎮静作用が強い薬を使用すると興奮や攻撃性が抑えられ一時的に良くなったように感じられますが、長い目で見たときに副作用が強く出る、患者様との信頼関係が築きにくい等の弊害があったことなどが話されました。

鎮静作用が強く出て、「訴えが少なくなった=良くなった」ではなく、「訴えが少なくなった=症状が捉えにくくなった」と受け止めること、「訴えが多い=調子が良くない」ではなく「訴えが多い=症状を聞き取りやすい」と考え訴えの内容自体に変化はないかを聞き取ることが大切だと話していたことが印象に残りました。

症状が落ち着くまでの間、鎮静作用が少ない薬だとそれまでが我慢できない場合等は、しばらく追加で他の薬を使うことも説明がありました。

また看護師等複数の職種で関係を作り患者様の話の内容に耳を傾けていくことなどは入院医療ではない当院でも大事なことと思われます。

患者様の話す内容、表情、笑顔など、きちんと患者様と関係を築いていくことを大切にしていきたいと思います。

2020年2月15日

2020年2月12日

「医療安全対策講習会」に参加してきました。

  • 日 時 :令和2年2月8日(土)午後2時30分~午後4時00分
  • 場 所 :鯱城ホール
  • 演 題 :医療コミュニケーション~医療安全と医師患者関係改善のために~
  • 講 師 :愛知県厚生連安城更生病院 副院長 安藤 哲郎先生

「医療安全対策講習会」に参加してきました。医療安全とは、医療事故や紛争を起こさないための方策とともに、医療事故や紛争が起きた場合の対応策に取り組むことをいいます。

医療安全を確保することは、質のよい医療サービスを提供する上での最重要課題であり、法的にも医療安全管理のための指針を整備することや医療安全管理のための職員研修などが義務付けられています。

日本のある研究によると医療事故は入院患者の2~4%で起きており、その半分が医療ミスだそうです。しかし事故でもミスでもない事案で医療訴訟や紛争が起きており、その要因に事前の信頼関係の有無があるとのことでした。

「医師が目を合わせてくれなかった」「受付の対応が悪かった」「外来で長く待たされた」など日常診療の小さな不快感がきっかけとなり、ささいなミスと不信感が重なり、医療従事者と患者それぞれが持つナラティブ(物語)の相違によってコンフリクト(衝突)が起きてしまう。

その相違を解消するためにはメタ認知(自分自身を客観的に認知する)的な視点を身につけることや、安心感を高めるために、関心の共有・傾聴・共感などの対話を積極的にしていくことが大切であり、そういった姿勢が患者様の満足度の向上や治療効果に良い影響をもたらしていくとのことでした。

また安藤先生は最後に医療安全の目的は、エラーの結果を責めるだけでなく、チームで学び改善していくことであり、心理的安全性(チームのメンバーがそれぞれ不安を抱えることなく自分の考えを自由に発言したり、行動に移したりできる状態)が高いチームを作り上げていくことが医療安全において大事なポイントであるとおっしゃっており、医療従事者として、日々の患者様とのコミュニケーションを再度考えさせられるよい機会となりました。

今回の講演で学んだことを日々の業務に取り入れ、医療安全の徹底と患者様との関係を築いていきたいと思います。

講演会・勉強会情報一覧

2020年2月 8日

2020年1月28日

2020年1月23日

『トリンテリックス』の勉強会に参加しました。

令和2年1月21日(火)、福智クリニックにて、トリンテリックス錠の勉強会を行いました。

トリンテリックス錠は主にうつ病やうつ状態の治療に用いられる薬剤ですが、セロトニン再取り込み阻害作用によるセロトニン濃度上昇にくわえて、セロトニン受容体調節作用(セロトニン3 受容体、セロトニン7 受容体及びセロトニン1D 受容体のアンタゴニスト作用、セロトニン1B 受容体部分アゴニスト作用、セロトニン1A 受容体アゴニスト作用)による、ノルアドレナリン、ドパミン、アセチルコリン、ヒスタミンの遊離を促進します。

このような作用機序をもつトリンテリックス錠は、「再取り込み阻害薬」「受容体作動薬」といった従来の抗うつ薬よりも、悲しみや緊張、集中困難、気力減退の緩和、睡眠や食欲の改善といった、うつ病による多様な症状に効能があるとのことです。

海外の臨床試験ではその効果が実証されており、日本での普及が期待されているそうです。かくのごとく精神病薬は、世界中で研究の進められている分野であり、次々と新しい良薬が出てきているようです。病状に悩んでおられる方々にとっては、実に頼もしいかぎりなのではないかと思います。

現在たくさんのお薬が医師により処方されていますが、症状を抑えて、より快適な日常生活を送るためには、ご自分に合った薬を選び、服用し続けていくことがとても重要となります。何事か気になることがございましたら、いつでも当医院までご相談ください。

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2020年1月17日

パリペリドン勉強会に参加しました

令和2年1月16日(木)福智クリニックにてインヴェガ(パリペリドン)勉強会を行いました。

インヴェガ(パリペリドン)には下記の2つの特徴があるそうです。

  • リスペリドンの代謝物であるため、併用薬の影響を受けにくい。
  • OROSという剤形を使っている。

OROS(Osmotic controlled-Release Oral delivery System)とは、浸透圧を利用して有効成分が少しずつ溶け出すように作られているものです。そのため、血中濃度が安定しやすく、朝食後に服用することで日中の変動を少なくすることができるそうです。

また、体重増加や眠気、鎮静などの副作用も比較的抑えることができるとのことでした。このOROSという剤形は、コンサータ(メチルフェニデート)にも使われているそうです。

お薬にはそれぞれに特徴があり、その人の症状やライフスタイルに合ったお薬を選んでいくことが大切です。何か気になることがありましたら、いつでもご相談下さい。

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2020年1月11日

2020年1月 4日

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

早いもので、令和という美しい元号も二年目になりました。

元号は新しくなっても私たちが日々生活していくのはやはり大変で、不安になったり悲しくなったりイライラしたり、そんな思いから離れることはなかなか難しいことと思います。

しかし、そんなネガティブな思いを手放したり、そこから何かを学んだりすることは出来ると思います。

ひとりで難しい時には、気軽に御相談下さい。

福智クリニックではそんなお手伝いが出来ればと思います。

今年もよろしくお願いします。

令和二年一月
北村岳彦

第40回名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会が開催されました。

  • 日 時 :令和元年11月30日(土)午後6時~午後7時45分
  • 場 所 :ホテルメルパルクNAGOYA3階 若葉
  • 一般演題:医療法人福智会 福智クリニック 臨床心理士 伊藤友厚
    『当院デイケアにおける高齢者統合失調症患者の現状~その後を見据えたアウトリーチ』
  • 特別演題:久留米大学病院精神神経科 准教授 小曽根 基裕先生
    『うつと睡眠障害』

一般演題は当院臨床心理士、伊藤友厚が発表いたしました。まず当院精神科デイケア ぶなの森 の60歳以上の利用者のデータと一般の利用者のデータの比較を行いました。その後事例2例をあげ、現状の報告と今後は精神科的対応だけでなく高齢期の対応(住んでいる場所へのアウトリーチ、身体的な疾患への配慮等)も必要になってくることの説明がなされました。

特別演題では小曽根先生から、睡眠学からみたうつと不眠についての話がありました。うつ病の8割は何らかの睡眠障害を伴い寛解後も不眠が認められること、学生時代に不眠がある場合は40代でのうつの累積発病率がそうでない場合の2倍であること等の様々なデータが示されました。慢性不眠・睡眠不足の私たちの生活においての弊害についてや記憶と睡眠の関係など、睡眠にまつわる多様な話題が取り上げられ、短時間ながらとても興味深い内容でした。

次回名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会は令和2年2月29日(土)に開催される予定です。

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