2020年2月15日

2020年2月12日

「医療安全対策講習会」に参加してきました。

  • 日 時 :令和2年2月8日(土)午後2時30分~午後4時00分
  • 場 所 :鯱城ホール
  • 演 題 :医療コミュニケーション~医療安全と医師患者関係改善のために~
  • 講 師 :愛知県厚生連安城更生病院 副院長 安藤 哲郎先生

「医療安全対策講習会」に参加してきました。医療安全とは、医療事故や紛争を起こさないための方策とともに、医療事故や紛争が起きた場合の対応策に取り組むことをいいます。

医療安全を確保することは、質のよい医療サービスを提供する上での最重要課題であり、法的にも医療安全管理のための指針を整備することや医療安全管理のための職員研修などが義務付けられています。

日本のある研究によると医療事故は入院患者の2~4%で起きており、その半分が医療ミスだそうです。しかし事故でもミスでもない事案で医療訴訟や紛争が起きており、その要因に事前の信頼関係の有無があるとのことでした。

「医師が目を合わせてくれなかった」「受付の対応が悪かった」「外来で長く待たされた」など日常診療の小さな不快感がきっかけとなり、ささいなミスと不信感が重なり、医療従事者と患者それぞれが持つナラティブ(物語)の相違によってコンフリクト(衝突)が起きてしまう。

その相違を解消するためにはメタ認知(自分自身を客観的に認知する)的な視点を身につけることや、安心感を高めるために、関心の共有・傾聴・共感などの対話を積極的にしていくことが大切であり、そういった姿勢が患者様の満足度の向上や治療効果に良い影響をもたらしていくとのことでした。

また安藤先生は最後に医療安全の目的は、エラーの結果を責めるだけでなく、チームで学び改善していくことであり、心理的安全性(チームのメンバーがそれぞれ不安を抱えることなく自分の考えを自由に発言したり、行動に移したりできる状態)が高いチームを作り上げていくことが医療安全において大事なポイントであるとおっしゃっており、医療従事者として、日々の患者様とのコミュニケーションを再度考えさせられるよい機会となりました。

今回の講演で学んだことを日々の業務に取り入れ、医療安全の徹底と患者様との関係を築いていきたいと思います。

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2020年2月 8日

2020年1月28日

2020年1月23日

『トリンテリックス』の勉強会に参加しました。

令和2年1月21日(火)、福智クリニックにて、トリンテリックス錠の勉強会を行いました。

トリンテリックス錠は主にうつ病やうつ状態の治療に用いられる薬剤ですが、セロトニン再取り込み阻害作用によるセロトニン濃度上昇にくわえて、セロトニン受容体調節作用(セロトニン3 受容体、セロトニン7 受容体及びセロトニン1D 受容体のアンタゴニスト作用、セロトニン1B 受容体部分アゴニスト作用、セロトニン1A 受容体アゴニスト作用)による、ノルアドレナリン、ドパミン、アセチルコリン、ヒスタミンの遊離を促進します。

このような作用機序をもつトリンテリックス錠は、「再取り込み阻害薬」「受容体作動薬」といった従来の抗うつ薬よりも、悲しみや緊張、集中困難、気力減退の緩和、睡眠や食欲の改善といった、うつ病による多様な症状に効能があるとのことです。

海外の臨床試験ではその効果が実証されており、日本での普及が期待されているそうです。かくのごとく精神病薬は、世界中で研究の進められている分野であり、次々と新しい良薬が出てきているようです。病状に悩んでおられる方々にとっては、実に頼もしいかぎりなのではないかと思います。

現在たくさんのお薬が医師により処方されていますが、症状を抑えて、より快適な日常生活を送るためには、ご自分に合った薬を選び、服用し続けていくことがとても重要となります。何事か気になることがございましたら、いつでも当医院までご相談ください。

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2020年1月17日

パリペリドン勉強会に参加しました

令和2年1月16日(木)福智クリニックにてインヴェガ(パリペリドン)勉強会を行いました。

インヴェガ(パリペリドン)には下記の2つの特徴があるそうです。

  • リスペリドンの代謝物であるため、併用薬の影響を受けにくい。
  • OROSという剤形を使っている。

OROS(Osmotic controlled-Release Oral delivery System)とは、浸透圧を利用して有効成分が少しずつ溶け出すように作られているものです。そのため、血中濃度が安定しやすく、朝食後に服用することで日中の変動を少なくすることができるそうです。

また、体重増加や眠気、鎮静などの副作用も比較的抑えることができるとのことでした。このOROSという剤形は、コンサータ(メチルフェニデート)にも使われているそうです。

お薬にはそれぞれに特徴があり、その人の症状やライフスタイルに合ったお薬を選んでいくことが大切です。何か気になることがありましたら、いつでもご相談下さい。

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2020年1月11日

2020年1月 8日

2020年1月 4日

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

早いもので、令和という美しい元号も二年目になりました。

元号は新しくなっても私たちが日々生活していくのはやはり大変で、不安になったり悲しくなったりイライラしたり、そんな思いから離れることはなかなか難しいことと思います。

しかし、そんなネガティブな思いを手放したり、そこから何かを学んだりすることは出来ると思います。

ひとりで難しい時には、気軽に御相談下さい。

福智クリニックではそんなお手伝いが出来ればと思います。

今年もよろしくお願いします。

令和二年一月
北村岳彦

第40回名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会が開催されました。

  • 日 時 :令和元年11月30日(土)午後6時~午後7時45分
  • 場 所 :ホテルメルパルクNAGOYA3階 若葉
  • 一般演題:医療法人福智会 福智クリニック 臨床心理士 伊藤友厚
    『当院デイケアにおける高齢者統合失調症患者の現状~その後を見据えたアウトリーチ』
  • 特別演題:久留米大学病院精神神経科 准教授 小曽根 基裕先生
    『うつと睡眠障害』

一般演題は当院臨床心理士、伊藤友厚が発表いたしました。まず当院精神科デイケア ぶなの森 の60歳以上の利用者のデータと一般の利用者のデータの比較を行いました。その後事例2例をあげ、現状の報告と今後は精神科的対応だけでなく高齢期の対応(住んでいる場所へのアウトリーチ、身体的な疾患への配慮等)も必要になってくることの説明がなされました。

特別演題では小曽根先生から、睡眠学からみたうつと不眠についての話がありました。うつ病の8割は何らかの睡眠障害を伴い寛解後も不眠が認められること、学生時代に不眠がある場合は40代でのうつの累積発病率がそうでない場合の2倍であること等の様々なデータが示されました。慢性不眠・睡眠不足の私たちの生活においての弊害についてや記憶と睡眠の関係など、睡眠にまつわる多様な話題が取り上げられ、短時間ながらとても興味深い内容でした。

次回名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会は令和2年2月29日(土)に開催される予定です。

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